産後クライシス

産後クライシスとは

出産直後に、急激に夫婦関係が悪くなることです。

育児ノイローゼ、産後のメンタル低下により、夫婦関係に亀裂を生じさせ、出産後の夫婦に起こりやすい現象です。結果、夫婦関係の改善が上手くいかないと、「離婚」繋がる可能性が高くなります。

女性は子供が産まれる事で、優先順位は子供が1番になります。

ただし、乳児とコミュニケーションを図る事は最初難しく、どうして泣いているのか分からずイライラしてしまいます。

授乳、オムツ交換、予防接種、沐浴など。出産前に比べてやらなければならないことが増え、自身の睡眠や食事の時間、ましては好きなことをする時間が無くなることから、精神的に追い詰められてしまいます。

結果、イライラを愛する我が子にぶつけてしまうわけにもいかず、「1番身近な他人」である夫に矛先が向かってしまいます。

今までは何とも思っていなかった、夫の些細な行動や言動に感情が反応してイライラしてしまいます。

更にエスカレートすると「私は育児で24時間気が休まる事がない程一生懸命やって大変なのに、夫は自分のことしかしないの・・」夫に感情的になり、夫は「何をそんなに感情的になっているんだ?」と、子供を産む前に比べて大きく、人間性が変わった妻に不満を感じるようになります。

更に現状が悪くなると妻は「私の大変さを理解してくれないなら、この先一緒に生活する意味がない」と夫との未来を悲観的に考えるようになり、夫は「この妻と一緒にいても、自分は不幸になってしまう」と考え、離婚に発展する状況にまで発展することもあります。

夫の仕事中、妻は家で誰に頼ることもなく、子供と1対1で向き合いながら、育児をしています。日々家事や育児に追われ、自分の育児方法に不安を感じるようになり、更に不安を感じる日々が続けば続くほど自分を追い詰め情緒が不安定になり、外で働いて帰った来た夫に不満や不安が大きくなる事で発生する「イライラ」をぶつけます。

結婚前は上手く関係性が図れていた夫婦であっても、産後は夫婦にすれ違いが起こるようになります。そして夫に自分の悩みを伝えられず、ストレスを溜め込むようになり、産後クライシスへエスカレートすることが考えられます。

産後クライシス、産後うつになる確率は非常に高く、夫婦生活において最初の難関とも言われており、子供が3.4歳ころまで妻の「イライラ」が続く事もあります。この時期をクリアすると、夫婦としての絆が生まれることだって考えられますが、当事者はそこまで客観的に考えることは難しく、「いつまでこの状態が続くのか?」不安になります。

人は、悩み・不安・困難が目の前に訪れても、ゴールとなる日時があらかじめわかっていれば、耐えることも出来ますが、いつ終わるかわからないと不安が大きくなり、夫婦関係に関しては、矛先を配偶者に向けてしまう傾向にあります。

そうなる前に第三者を交えて、修復を図り産まれてきた子供が幸せと感じる温かい家庭を、築いて行って下さい。

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