配偶者が離れようとすると迫真の演技をするモラハラ夫(妻)

配偶者が「別居」「離婚」を決断し告げた時、または匂わす言葉や態度をとると、あらゆる手段を使って阻止しようとする

傾向にあります。

言葉の暴力はあっても身体への暴力は無かったのに、別れを切り出した途端に暴力を振るう、通せんぼをする、職場に連絡をかけてくる、実家に帰った配偶者を追いかけてきて騒ぐ、などといった行動をとります。

または、思いとどまらせようと迫真の演技をすることがあります。この時の演技は配偶者にとって「もしかしたら、考えを改めたかも」「今度こそ本気かも」と、これでようやく穏やかな生活が送れるかもしれないと、モラハラ夫(妻)を信じたくなるような言動に見えます。

では、どのような演技をおこなうかというと

・実際に涙を流して謝る

・土下座して謝罪

・一定期間、感情をコントロールして優しい人間がする様な言動を行う

・第三者が介入した時などは、「自分がいないと配偶者は生きていけない」と真剣な表情で訴える

・配偶者が出て行った時は、身を案じる優しい夫(妻)を演じて周りの協力を得ようとする

・義理の両親の前で涙ながらに自分の「非」を言葉で伝え、いかにこれまで自分が間違った行動をしてきたか?

傷つけてきたか?を訴え、反省しているアピールをする

ところが、「そこまで反省したのなら」「変わったのなら」とも一度やり直そうと思い直したのも束の間、再び一緒に暮らすと元のモラハラ夫(妻)に戻ってしまいます。それどころか、支配的な言動はエスカレートし、2度と逃げられないようにコントロールしてまいります。

モラハラ夫(妻)を許す前に、自分を引き止めるための演技だったのか?本当に反省し、心から変わろうとしているのか?    冷静に見る必要があります。それは、自分の為だけではなくモラハラ夫(妻)にとって間違った成功体験をさせることで、「他人は〇〇すれば、思った様に行動する」「他人はコントロールできる(外的コントロール)」と錯覚し、配偶者だけではなく、子供や他人へも同じような行動をする可能性が高くなるからです。

まずは第一歩として、演技だと思ったらすぐに信じるのではなく、毅然として

・どうして反省に至ったか?

・モラハラ行為を今後どういう言動に変えようと思っているか?

・再度、モラハラ行為をした場合は自分はどうするか?

・モラハラ行為をしない為に、どんなトレーニングをいつから始めるか?

・相手を支配したいという欲求には「何を満たそうという気持ちがあるからか?」

など、抽象的な今後の言葉ではなく、モラハラ行為を行わない為に、具体的な行動をいつから、どの様な方法を用い、どんなサポートを受けながら行うか?を答えさせ、本気度を確認してください。

この時、具体的に説明できない、質問すればするほど感情的になるといった反応が出てきた場合は、

モラハラ行為の改善の可能性は、低いと考えられます。

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