配偶者が自分に故意に嫌なことをしていると感じてしまうモラハラ夫(妻)

気持ちが辛い時ほど、しんどいと思う感情に振り回され、その感情をどうしていいか分からずに辛い思いをしている時に、配偶者が『わざと嫌がらせをしている』または配偶者が『出来ないと思っているのに試そうとしている』と感じているかもしれません。不安からくる怒りが強くなるにつれ、配偶者が自分に悪意を持っていると考えているかもしれません。

被害念慮について説明します。被害念慮とは、確信がないのにも関わらず、他人に不信感をもったり、他人への不信感が激しくなることを言います。エスカレートすると、被害妄想に繋がります。例えば、『配偶者が自分を苦しめよう、害を与える、はめようとしている』などの間違った考えを持つ様になります。

◯以下は、配偶者が自分を苦しめるために意図的に何かをしようとしている、またはしていると思っているのではないか?という歪んでいる考えに対して、対処する方法です。

①自分を不安にさせている原因が何かを特定する

『今の自分の気持ちが不安で強くなっているが、本当に配偶者は自分を苦しめるためにしているのだろうか?』と自問自答してみてください。また、被害念慮に向いているのであれば、もしかしたら不規則な生活習慣・バランスの悪い食事・睡眠不足などが関係している場合もあります。生活の乱れによって、ホルモンの分泌のバランスを崩し、精神のバランスを崩すことがあります。自分の1日のスケジュールを見直し、規則的な食生活からズレていないか?を確認してください。

②無心の状態を意図的に作ってください

被害妄想になっているときは、コントロールが効かないほど感情がたかぶっている状態なので、配偶者と平常心で関わることが難しい精神状態だと思います。そんな時は、目を閉じて冷蔵庫のモーター音などの家電製品から出る音・風の音・何かがきしむ音などの耳に届く音に意識を向けてください。バーストしてしまいそうになる感情を沈めるのに役立つスキルです。      または、匂い・口に入っている食べ物の味・心動に意識するのも良いでしょう。

③配偶者との関係を見直す

感情に引っ張られて、配偶者が本当は大事に思ってくれているのに、使ってきた言葉を自分の否定するワードにしてしまい、配偶者が自分のことを大切に思っていることに気がついていないということはありませんか?『この人は、自分にどれだけ助けてくれて、支援してくれたか?』を自問自答してみてください。

④自分の解釈に疑問を持つ

自分の解釈に疑問を持つことで、事実とは違った思い込みをしていた事に気がつくことが出来ます。自分を苦しませるために、配偶者がわざと自分に何かを行なっていたという解釈が、苦痛の感情を作っている事に気がつくでしょう。人は他者を苦しませようと、何かをすることはあまりありません。自分の正しさを伝えようとした結果が、人を苦しませる結果になったり、または他者に『もっと良くなれるのに』と思って行なったり伝えた結果が、相手にとってプレッシャーに感じたり、責められていると感じる結果になってしまうということが往々にあります。 思い込みから距離を置き、配偶者の言動にマイナスの解釈を持っていないか?注意を向けてみてください。

◯チェックしてみてください

・自分を不安にさせている原因が何かを特定していますか?

・無心の状態を意図的に作りましたか?

・配偶者との関係を見直しましたか?

・自分の解釈に疑問を持ちましたか?

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