何度言っても動こうとしない相手が動きやすくなる伝え方2

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相手に判断させるように促すと、主体的に行動するようになる

『自由』という言葉に関して以下のような実験が行われました。

その辺にいる見ず知らずの人にこう言いました。

『バスに乗るお金を私に貸してくれませんか?』

こう言われた人のうち約10%の人がお金を貸してくれましたが、以下の言葉を加えることでお金を貸してくれた人の割合が

50%近くに増えました。その言葉とは

『バスに乗るお金を貸してくれませんか?もちろんあなたの自由です。』

このように依頼したところ、貸してくれる金額も増えたというのです。

『自由』という言葉には行動を促す強い力があるようです😊

人間は無理強いされると強く抵抗しようとします。ただし自ら決めたことに関しては、積極的に関与しようとします。その為、『あなたの自由です』と言われてから決めた行動は『自ら決断したこと』なので、より前のめりで関与しようとする傾向にあります。

この『あなたの自由です』を下記のように言葉に付け加えると協力的になりやすくなります。

・子供が宿題をしない場合は

『学校から宿題が出ているようだけど、いつ始めるかは〇〇くんの自由よ』

・上司に稟議を通したい場合は

『私としては、AかBがよろしいと思いますが、どちらを選んでいただけるかは課長にお任せいたします』

など、相手に自分の選択に関与して欲しいという場面では、この技法を試してみてください😊

ご自身の対人に対してのフラストレーションが減るかもしれませんよ😆